SDGsの取り組みについてのご紹介 02 「省エネルギー」
ヤマタグループでは、SDGsを推進しております。
SDGsとは2015年9月に国連「持続可能な開発サミット」において、世界全体の課題解消とともに持続可能な発展を目指した2030年までの国際的な開発目標。
当グループでは、事業の中で実現可能な社会課題について目標を設定して活動に取り組んでいます。主に取り組んでいるのは下記の項目です。
● 「地球経済の発展」
● 「省エネルギー」
● 「暮らしサポート」
● 「長寿命住宅」
● 「事業基盤」
今回は当グループが行うSDGs活動レポートの第二弾として「省エネルギー」のための取り組みについてご紹介。「省エネルギー」の目標を担当するヤマタホールディングス株式会社・コーポレートコミュニケーション戦略ユニットの鈴鹿智也に、取り組みの項目に対しての進捗、今後の課題について話を聞きました。
Q. 担当する項目について教えてください。
A. 「省エネルギー」というテーマの中で「新築現場総廃棄量軽減」「再生可能エネルギー活用率増加」「CO2削減」といった目標を掲げています。当グループの中心となっているのは住宅事業で、住宅を建てる上で省エネルギーは重要な要素のため、省エネルギーに繋がる目標に取り組んでいます。
Q. 目標「新築現場総廃棄量軽減」について教えてください。
A. 新築現場では多くの場合余剰材が出ます。余剰材を減らせば廃棄するためのエネルギーを減らすことに繋がります。そこで、新築現場での総廃棄量を軽減する目標に取り組んでいます。
Q. 目標「新築現場総廃棄量軽減」の進捗はいかがですか。
A. 廃棄量を可視化し減らすことができているため、順調に進んでいると思います。今後も増減をしっかりと確認して情報を共有し、他の部署と連携していきたいです。
Q. 目標「再生可能エネルギー活用率増加」について教えてください。
A. 2021年11月4日、「再エネ100宣言 RE Action」にヤマタホールディングス株式会社は参加し、2050年までに自社で使用する電力を再生可能エネルギー100%にすることを宣言しました。 「再エネ100宣言 RE Action」とは、企業や自治体が使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示すことで市場や政策を動かし、社会全体の再エネ利用100%を促進する枠組みです。宣言後、本社屋上にソーラーパネルの設置もありましたが、今後も会社設備・太陽光発電増設による再生可能エネルギー活用率を増加させなえればいけない考えています。
Q. 目標「再生可能エネルギー活用率増加」の進捗はいかがですか。
A. 目標として掲げた数値は達成しており、順調です。現在の目標数値はヤマタホールディングス株式会社本社の再生可能エネルギー活用率ですが、当グループ全体の再生可能エネルギー活用率を増加させていくために、目標数値をグループ全体のものにすることも考えていきたいです。事業が増加しているため、設備増設も必要だと考えています。
Q. 目標「CO2削減」について教えてください。
A.現在の住宅性能基準をG2基準にすることでCO2排出量が軽減します。G2基準は、一般社団法人「20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」が提唱する「HEAT(ヒート)20」の住宅外皮水準のひとつです。国が、建築物が備えるべき省エネ性能の確保のために設けた基準よりさらにCO2を軽減できるということから、当社でG2基準の住宅がどれくらい建てられているのか、今後どれくらい見込まれるのかを計測しています。
Q. 目標「CO2削減」の進捗はいかがですか。
A. G2基準の認証の件数を目標としていますが、今のところ掲げた目標は達成できておりません。住宅性能を常にアップデートすることや、お客様のニーズに合わせながら認証を取っていくことが今後の課題点になります。
Q. 今後の取り組みについて心がけていることを教えてください。
A. 自社のみでの取り組みで急に世の中は変わらず、変化は目に見えにくいと思います。「活動を知っていただく」「変化を実感していただく」ことは難しいけれど、常に日頃の活動を改善していき大きな成果に繋げたいです。