SDGsの取り組みについてのご紹介01 「地域経済の発展」
ヤマタグループでは、事業の中でSDGsを推進しております。
SDGsとは2015年9月に国連「持続可能な開発サミット」において、世界全体の課題解消とともに持続可能な発展を目指した2030年までの国際的な開発目標。
当グループでは、事業の中で実現可能な社会課題について目標を設定して活動に取り組んでいます。主に取り組んでいるのは下記の項目です。
● 「地域経済の発展」
● 「省エネルギー」
● 「暮らしサポート」
● 「長寿命住宅」
● 「事業基盤」
今回は当グループが行うSDGs活動レポートの第一弾として「地域経済の発展」のための取り組みについてご紹介。「地域経済の発展」の目標を担当するヤマタホールディングス株式会社・経営支援社長室の西川育子に取り組みの項目の目標に対しての進捗、今後の課題について話を聞きました。
●目標について
Q. 担当する項目について教えてください。
A.「地域経済の発展」というテーマの中で「地域資源の活用」「事業開発」といった目標を掲げています。少子高齢化が全国的に進む中で、私たちが住んでいる鳥取県も人材不足が課題となっています。その中でも雇用の創出に繋げていける目標に取り組んでいます。
Q.目標「地域資源の活用」について教えてください。
A.当グループの中心となる事業は住宅事業。同目標については、少しでも多くの鳥取県産材を使用することによって、森を守る仕事の雇用につなげていければという思いがあります。目標の評価指標としては、鳥取県産材を使用する住宅棟数割合。当グループが建築する住宅はお客様の安全と安心を守る耐震性能基準を最優先としているため、すべての材料を鳥取県産材にすることは現実的ではありません。「少しでも多くの県産材を使用していこう」というという中で、県産材を使用する住宅が100パーセントになることを目指しています。
Q.目標「事業開発」について教えてください。
A.当グループでは「小さな幸せを集める」をグループミッションに掲げ、地域のニーズに寄り添った様々な事業を展開し、生活者の生活基盤をサポートしていきたいと考えております。目標の評価指標は、雇用につながる新しい事業の創出数=「新規事業公開件数」。住まいの周辺の快適な暮らしをサポートする中で、働ける環境、働きやすい環境も同時につくっていきたいと考えています。
●目標進捗について
Q.目標「地域資源の活用」の進捗はいかがですか。
A.月に1回、目標の進捗を確認しています。現在は100パーセントの月もありますが、そうでない月もあり徹底はできていない状況。県産材を使用するためには集材の段階で部署をまたいだ連携が必要になりますが、連携がまだ不十分。部署間連携強化が今後の課題だと思っています。また、県産材はコストが高く、現在は補助金などを活用しています。県産材がスムーズに使用できる環境整備や、補助金に頼らないコスト面の対策も今後の課題になると思っています。
Q.目標「事業開発」の進捗はいかがですか。
A.順調に進んでいると思います。グループの経営方針として生活者のニーズに答える事業を増やしていくこと。グループミッションでもある「小さな幸せを集める」=「地域をよりよくしていきたい」と考える社風も反映されているのだと思います。
●今後の取り組みについて
Q.今後の取り組みについて心がけていることを教えてください
A.まずは従業員にとって今よりもSDGsが当たり前になるように、社内へPR活動していきたいと考えています。ひとりひとりの意識が関係各所に伝わっていけば、SDGsの輪を広げていけると考えています。普段の事業活動を行うことが自然にSDGsを推進しているという状態が理想。最終的に「鳥取でSDGsといえばヤマタだよね」と言っていただけるように、次の課題に取り組んでいければと思います。