SDGsの取り組みについてのご紹介 05「事業基盤」
ヤマタグループでは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた活動を推進しています。
SDGsは2015年9月に国連の「持続可能な開発サミット」で採択された、世界全体の課題を解消しつつ持続可能な発展を目指す、2030年までの国際的な開発目標です。
当グループでは、事業の中で実現可能な社会課題を洗い出し、目標を設定して活動に取り組んでいます。主に下記の5つの項目に注力しています。
●「地球経済の発展」
●「省エネルギー」
●「暮らしのサポート」
●「持続可能な住まい」
●「事業基盤」
今回は当グループが発信しているSDGs活動レポートの第5弾として、「事業基盤」に関する取り組みをご紹介します。目標管理を担当するヤマタホールディングス株式会社 経営管理室長の安田広美に、具体的な進捗や今後の課題について話を聞きました。
Q.担当する項目について教えてください。
A.「事業基盤」をテーマに掲げ、鳥取県の民間企業として地域経済の発展を念頭に置いた社内の活動目標を設定しています。具体的には、「人材雇用」「働きがい」「危機管理」の3つの内容について、数値で可視化できる目標を立て、目標管理を行っています。
Q.目標「人材雇用」について教えてください。
A.事業を持続していくうえで、人材雇用は重要な要素です。当社では従業員数の目標を設定し、進捗を可視化しています。人材雇用は人口増加につながり、地域活性化にも影響するため、この目標に積極的に取り組んでいます。
Q.目標「人材雇用」の進捗はいかがですか。
A.昨年、「ふくた」をグループ企業として迎え入れたことで社員数が増加しています。引き続き目標を達成できるよう、社員に長く勤めてもらえる環境づくりを進めていきたいと考えています。
Q.目標「働きがい」について教えてください。
A.当社では社員の暮らしを豊かにするため、健全な事業運営を目指しています。「働きがい」には様々な要素がありますが、指標ひとつとして、4月を起点とした1年間の離職率を可視化しています。
Q.目標「働きがい」の進捗はいかがですか。
A.2024年度は、設定していた離職率を上回ってしまいました。今後は研修や福利厚生の充実、社員間の交流イベントなど、を見直すとともに、新たな施策を検討していく必要があると感じています。
Q.目標「危機管理」について教えてください。
A.当グループは2020年に、複数の事業者で策定した防災減災策ををまとめた「連携事業継続力強化計画」が中国経済産業局から認定を受けています。計画は策定して終わりではなく、日々変化する状況に合わせてブラッシュアップが必要です。そこで、危機管理の取り組みを評価する指標として、新たに作成した業務フローの件数を可視化しています。
Q.目標「危機管理」の進捗はいかがですか。
A.新たな事業展開に伴い、避難場所を追加するなど順調に進んでいます。また、緊急時の対応を社員がいつでも確認できるようにまとめた「経営計画手帳」も来月配布する予定です。今後も事業の動きに応じて見直しを続けていきます。
Q.今後の取り組みについて心がけていきたいことを教えてください。
A.「人材雇用」「働きがい」「危機管理」はいずれも人に深く関わる目標であり、人がいなければ事業を続けられません。今後も社員が働きやすい環境づくりを大切にし、引き続き持続可能な事業基盤を整えていきたいと考えています。
これまでのSDGs活動レポートでは、第1弾で「地域経済の発展」、第2弾で「省エネルギー」、第3弾で「暮らしのサポート」、第4弾で「持続可能な住まい」、そして今回(第5弾)で「事業基盤」の取り組みをご紹介しました。
ヤマタグループでは、今後も事業の中で取り組める社会課題を明確化し、設定した目標を軸にSDGs活動を推進しながら、持続可能な発展を目指していきます。